妊娠後期

妊娠8ヶ月から10ヶ月及び過期妊娠の過ごし方や、胎児と母体の成長や変化などをご紹介しています。

 妊娠後期
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 妊娠後期とは

妊娠後期とは、妊娠8ヶ月から妊娠10ヶ月末 (妊娠週数28週〜満39週)までの期間を指します。
また、出産予定日を2週間以上過ぎた妊娠42週以降を過期妊娠といいます。

 胎児の成長と
  準備事項

妊娠後期における胎児の成長と、その時期にすると良いような参考項目などをご紹介します。

月数成長 アドバイス
八ヵ月 平均頭殿長=35p〜40p
  • 早産の予防を意識し始め、生活習慣に気を配りましょう。
  • 里帰り分娩の場合は、帰省の準備を始めましょう。
  • ベビー用品の準備を考え始めても良いでしょう。
平均体重=1,100g〜1,600g
皮膚が赤みを帯びてきます。
徐々に皮下脂肪が付き始めます。
子宮内での位置が定まってきます。
九ヵ月平均頭殿長=40p〜45p
平均体重=1,600g〜2,400g
赤ちゃんらしく体が丸みを帯びてきます。
各臓器が成熟してきます。
十ヵ月平均頭殿長=45p〜50p
  • 落着いて産院へ行ける様な、シミュレーションをしておくと良いでしょう。
  • 赤ちゃんの名前を考えたりなど、楽しみに待つような心境が良いでしょう。
  • 乳頭マッサージを始めるのも良いと思います。
平均体重=2,400g〜3,100g
各臓器や皮下脂肪など、胎外生活の準備が整います。
全ての胎児に当てはまる訳ではありません。
妊娠初期⇒初期の成長  妊娠中期⇒中期の成長


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 母体の変化と
  諸症状

妊娠後期における体の変化やトラブルと、その対策や予防策などをご紹介します。

月数変化 アドバイス
八ヵ月手足がむくみ易くなる。 塩分を控え目にし、マッサージと休養に心掛けましょう。
動悸、息切れ、胃もたれを起こし易くなる。
妊娠線が出易くなる。クリームを塗る程度のほかは、あまり神経質にならないようにしましょう。
お腹が張り易くなる。張りを感じたらスグに休憩するようにし、休んでも治まらない時や出血を伴った場合には、 産院へ連絡しましょう。
九ヵ月尿回数が増える。 大きくなった子宮に膀胱が圧迫されての事なので、我慢せずトイレに行き、夜間などは転倒に気を付けましょう。
あまり沢山の量を食べれなくなる。 大きくなった子宮に胃が圧迫されての事なので、1度に無理して食べず、間食を挟むなどして栄養と体重のコントロールをしましょう。
足がしびれたり、ももの付根に鈍重感を感じたりする。 大きくなったお腹が下腹や足の血行を圧迫するので、立ちっ放しは避けてマッサージなどをしましょう。
十ヵ月 胃の圧迫感が無くなる。 子宮の位置が下がってくるので、胃もたれが無くなり食事も入り易くなります。
頻尿が酷くなる。子宮が大きくなるのに合わせて位置も下がるので、膀胱に対する圧迫が強くなります。
お腹の張りが頻繁になる。順調な妊娠経過による正常な状態ですので、長時間続いたり出血したりしなければ、 落ち着いてリラックスを心掛けましょう。
全ての妊産婦に当てはまる訳ではありません。
妊娠初期⇒初期の変化  妊娠中期⇒中期の変化


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 性生活

妊娠後期の性生活は、破水や早産の危険性が出てきますので、 34週くらいからなるべく控えるようにして、36週(臨月)には休止するほうが良いと思います。

具体的な注意事項としましては、

などがありますが、その他の母体への配慮の仕方や注意点などは、 妊娠期間全体の内容として『妊娠初期』カテゴリー内『生活習慣の見直し』にてご紹介しています。
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