出産の時期出産時期の準備や留意点、お産の進行や産後の過ごし方などをご紹介しています。 |
出産の兆候が始まっているけれども、まだ産院へ行ったり連絡したりはしなくて良い時期です。
下記の『お産の合図』にてご紹介するような「おしるし」や
「前駆陣痛」などがあります。
分娩の時期は、産院に連絡したり入院したりする時期で、第一期から第四期までに分けられます。
母体 |
下記の『陣痛とは』にてご紹介するような、規則的な本番の陣痛が
始まっている状態で、有る程度陣痛が進んできたら産院へ連絡・移動し、一般的に
「陣痛室」などと呼ばれる部屋での待機状態となります。
赤ちゃんを生み出す為に子宮が収縮してゆき、子宮口が徐々に開いて (開大して)いきます。 いきみたい感じになってきますが、この段階ではまだ待ちます。 |
赤ちゃん | 顎を引いて頭を母体の骨盤入口に付け(第一回旋)、子宮が収縮するのに合わせて子宮口を押し開いていき、 母体の背中側を向くように回転(第二回旋)しながら産道へと降りてきます。 |
母体 |
赤ちゃんの娩出後、軽い陣痛がきたりするので、指示に従って胎盤を娩出(後産娩出)します。
必要に合わせて会陰縫合をします。 |
赤ちゃん | 初めて外気に触れた事による自力での肺呼吸を確認し、付着した血液などを軽く拭い、 お母さんと対面します。 |
母体 | 約2時間程度、分娩室でそのまま休んだり回復室のような名称の部屋へ移動したりしながら、 母体の様子を観たり赤ちゃんと添い寝してみたりします。 |
赤ちゃん | 皮膚の機能や心臓状態などの確認や身体の計測をしたりなどして、産湯にて粘膜や羊水、血液を拭い、 分娩室外に親戚等が待機していた場合には、ご対面したり記念写真を撮ったりなどが出来ます。 |
臨月に入ると、お産となるタイミングがどのように分かるのか気になると思いますが、
お産の始まりがよく分からずに始まってしまうという事は、殆どの妊産婦さんにおいて無いそうです。
ここでは、どのようにしてお産のスタートを感じるのか、そのサインをご紹介します。
時期 | 種類 | 内容 |
数週間 前 | 母体の 各変化 |
『妊娠後期』カテゴリー内の『母体の変化と諸症状』の『十ヶ月』 (←クリックで移動します。)にてご紹介している変化を感じると、出産準備が整ってきたといえます。 |
数日 〜 数時間 前 | おしるし | 分娩に向けて赤ちゃんが下がる事で卵膜をこすり、少量の出血と共に卵膜の一部が剥がれ落ちます。
個人差がありますが、おしるしからスグに陣痛開始とはならないケースが多いようですので、慌てず自宅で安静にしていましょう。 |
数週間 〜 数時間 前 | 前駆陣痛 | 詳しい内容は上記の「陣痛とは」にてご紹介していますが、これもまた出産となるまでの期間の個人差が 激しいようでして、あまり時間を空けずに規則的な本番の陣痛が始まる人もいれば、1ヶ月程度続く人も居るようです。 |
即連絡 | 前期破水 | 前期破水の場合は、陣痛がまだですので即分娩とはなりませんが、卵膜が破れ羊水が減っていく事によって、 子宮内部が外界と繋がってしまうので、赤ちゃんや母体に感染症を引起す確率が、時間の経過と共に高くなってしまいますので、 破水を確認したらスグに産院へ連絡し、入院などの指示を仰ぎましょう。 |
※ | 全ての妊産婦さんに当てはまる訳ではありません。 |
ひーママは臨月の妊娠経過も順調で、母体の変化を感じつつも体調も気分も良く過ごせていたのですが、
予定日を過ぎても前駆陣痛を感じる事が無いまま、おしるしの数時間前に少量ずつの前期破水となり、産前入院となりました。